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読書感想文の書き方

読書感想文

読書感想文は、何をどんな風に書いたらいいのかわからないという小学生、中学生、高校生はたくさんいると思います。
そうした読書感想文が苦手な人は、読書感想文を、本を読んでの感想や意見を書くものと考えているのではないでしょうか。そういう風に考えているから、うまく書けないのではないでしょうか。本を読んでどんな点に感動したか、何が面白かったかと考えてもうまく文章にできません。面白かった、悲しい気持ちになった、登場人物の○○の卑怯さに怒りを感じた、たくさん笑ったといった感想だけで原稿用紙2〜3枚、1,000字前後を書くのは難しいです。
では、どのように書けばいいのでしょう。それは、主人公の行動や考えと自分を比較して書くことです。たとえば「ごんぎつね」という童話ならば、この場合主人公はごんという小ぎつねと兵十(ひょうじゅう)という農民ですが、この2者と自分を比較することです。もし自分がごんなら、こんなことはしなかっただろうとか、自分も弟や妹のいたずらに困らされたことがあるので、兵十の怒りはわかるとか、兵十がごんを殺したのはやりすぎだ、自分ならばそんなにひどいことはしないとか、自分と登場人物を比較し、もし自分が○○ならばという考えで意見や思いを書くのです。
そして、自分自身の日常生活の中で似た経験があれば、それも合わせて書きます。そうすれば原稿用紙3枚なんてあっというまに書けます。しかもいろいろ難しいことを考えずにすらすら書けます。
これは漫画を例にとればわかります。人気漫画の1つにワンピースというのがあります。主人公のルフィと自分を比較して書くのです。学校の友達がクラスの人から誤解を受けて、一人ぼっちになっていたとき、自分はその友達を助けることは何もできなかった、勇気がなかったから。けれども、ルフィは見ず知らずの人を助けたり、友達を助けるために、勇気をもって戦いを挑んでいく。ルフィの正義感と勇気は素晴らしい。自分がルフィなら、自分が死ぬのが怖くて仲間を見捨ててしまうかもしれない。見ず知らずの人を助けても何の得にもならないから素通りをしてしまうだろう。でも、それじゃいけないことが、ワンピースという漫画を読んでよく分かった。私もルフィのように友達を大切にし、勇気を持って生きていきたいと思ったと書くのです。もし自分が主人公の○○ならば、こうしてしまうだろう、こんな風には思わない。自分にはこんな出来事があったが、主人公のように考えたり行動をとったりすることができなかった。これからは主人公の考えを見習って生きていきたい。こんな流れで書きます。また、○○の本を読んだおかげで、自分にも意欲ややる気が湧いてきて、頑張ることができた。その結果、こんな素晴らしい体験ができた。友達や親に誉めてもらえたというのでもいいです。

読書感想文に適した本

読書と休憩

読書感想文は、指定された課題図書を読んでの感想文でもいいですし、自分で好きに選んだ本の読書感想文でも構いません。
また、ジャンルは小説でなくても構いません。ノンフィクション、つまり自然科学の本や随筆や評論文でも構いません。私が高校生のとき、数学1Aのチャート式参考書を読んだというか解いたというか、まあ使ってみての感想文を書いた友達がいました。その友達はそのチャート式参考書を、どんな風に使ったか、問題を解いていくさい大変だったこと、使ったあと夏休みの実力試験でどれだけ成績が上がったか、今後使う人へのアドバイスなどを書いていました。本人は読書嫌いなこともあり、典型的な理系なので、ふざけてそんな感想文を書いたのですが、内容は着眼点、構成ともによくできていて、校内で特別賞をもらい、全校生徒の話題になっていました。
これは全然参考にならない例ですが、読書感想文で読む本は、ノンフィクション、科学の話などでもいいということは知っておくといいでしょう。宇宙に関する本を読んで、宇宙の素晴らしさを語り、自は将来、宇宙飛行士になって火星に行きたいなんて書いてもいいのです。ノンフィクションなら、自分の将来の夢を語り、その夢を実現させるためにどんな努力が必要かを書けば400字になります。サッカーが好きでJリーグの選手、あるいはワールドカップ出場を夢見ているなら、サッカーの全日本代表のキャプテンである長谷部選手の本を書いて、長谷部選手と自分を比べ、自分に足りないところ、長谷部選手に見習いたいところ、サッカーの魅力、自分がサッカーで努力したいこと、ワールドカップ出場という夢について書くのもいいでしょう。同じように伝記も書きやすいです。エジソンの伝記を読み、自分がもしエジソンならと考えたり、エジソンの努力の素晴らしさ、自分の毎日とエジソンを比べて、自分はどこがだめなのか、そういったことを書いてもいいです。
読書感想文に適した本をまとめると、
・登場人物や、主人公、本の著者が自分を比較して書きやすい本である
・自分の毎日の生活と関連したことがらが書かれた内容である(ワンピースならイジメの問題、長谷部選手の本なら自分もサッカーを部活動や少年団でやっている、自分の家族が病弱なら看護師や医師に関連した本)
・自分の体験と結びつきが強い(釣りをよくするなら釣りに関する小説や本)
・小説なら、登場人物の人物像や考え方が分かりやすく描かれている(これは自分と比較して書きやすいからです。)
・読書が好きでない人は短編小説(重松清の小説は、主人公や主要人物が小学生から中学生で、書きやすいです。短編をいくつか読んで気に入ったものを書けばいいです。小説に出てくる少年達がもし、自分の友達だったらとか、自分がその少年だったらとか、比較して書くといいでしょう。)

読書感想文とは、本の内容を材料にして、自分の毎日の生活の様子、体験、将来の夢、自分が考えていること、自分の誓い、本を読んで役に立ったことなどなど、すなわち自分のことをたくさん書くものなのです、本の感想から離れて、自分を思う存分語るという考えで書けば、自分にしか書けない素晴らしい読書感想文が書けます。

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